トレンドマイクロ株式会社

2024年2月14日

ウイルスバスター™ ビジネスセキュリティ

バージョン10.0 Service Pack 1

本ドキュメントは、ウイルスバスター ビジネスセキュリティ 10.0 Service Pack 1 (以下、ビジネスセキュリティ) の使用上の注意点などを記載したReadmeです。本製品をご利用になる前に、必ずご一読ください。

製品の最新情報については、弊社ホームページをご覧ください。
URL: https://www.trendmicro.com

本製品を体験版としてお使いの場合には、30日以内に製品版を購入していただき、製品版にアップグレードしていただくことをお勧めします。製品版の購入については、トレンドマイクロの営業部または販売代理店にお問い合わせください。

本製品をご利用になる前に

プログラムの仕様は予告なしに変更される場合があります。あらかじめご了承ください。また、本製品をご利用いただく前に、使用許諾契約に同意していただく必要があります。

目次


  1. はじめに
  2. 新機能
  3. ドキュメント
  4. システム要件
  5. インストール
  6. インストール後の設定
  7. 既知の制限事項
  8. お問い合わせ先
  9. 使用許諾契約書について


1. はじめに


ビジネスセキュリティは、さまざまなインターネット上の脅威からWindowsやMacのエンドポイントを保護する、集中管理型のセキュリティ対策ソリューションです。お客様のニーズに合わせて最適化されており、高度な脅威や不正プログラムに対応したウイルス対策、インターネットセキュリティ、ランサムウェア対策、およびデータセキュリティを備えることで、より強固にお客様の環境を保護します。

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2.新機能


ビジネスセキュリティには、次の新機能と拡張機能が追加されています。

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3.ドキュメント


本製品には、次のドキュメントが付属しています。


ドキュメントは、弊社のオンラインヘルプセンターから入手することも可能です。

https://docs.trendmicro.com/ja-jp/documentation/

 

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4. システム要件


システム要件については、次のWebサイトを参照してください。

https://www.trendmicro.com/ja_jp/small-business/worry-free-standard.html#requirement

配信に必要なネットワークトラフィック

本バージョン内のエージェントファイルの配信により使用される帯域幅の概算量 (プラグインを含まない場合) は、次のとおりです。

32ビットクライアント1台あたり

64ビットクライアント1台あたり

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5. インストール


次の詳細については、「インストールガイド」を参照してください。

ビジネスセキュリティエージェントのインストール手順については、「管理者ガイド」を参照してください。

 

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6. インストール後の設定


次の場合は、インストール後の作業について「インストールガイド」を参照してください。

ビジネスセキュリティエージェントをインストールした場合は、エージェントのインストール後の作業について「管理者ガイド」を参照してください。

注意: 製品のインストールが完了したら、パターンファイルや検索エンジンを最新版にアップデートすることをお勧めします。なお、テストウイルス (eicar.com) の検出テストは、インストール完了後にパターンファイルをアップデートした後に実施してください。これは、エージェントプログラムインストール直後に持っているパターンファイルが、本製品ではインストール時間を短縮するためにテストウイルスの検出機能を省いたものとなっているためです。

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7. 既知の制限事項


本リリースにおける既知の制限事項は次のとおりです。

7.1. ビジネスセキュリティエージェントの配信、アップグレード、および使用

注意: 特定のOSにおけるインストール方法に関する制限事項については、次のヘルプトピックを参照してください。https://docs.trendmicro.com/ja-jp/documentation/article/worry-free-business-security-100-service-pack-1-server-help-installing-agents

  1. ビジネスセキュリティエージェントの再インストールを完了するには、コンピュータを再起動する必要があります。
  2. 手動検索のプロセスバーは、検索されたファイル数ベースの検索メカニズムに完全には同期していません。
  3. ウイルス検出時の処理として「拡張子変更」を設定していても、デスクトップ上もしくはデスクトップ上のサブフォルダ上で検出されたファイルについては「隔離」の処理が行われます。
  4. Windows 8.1および10では、OSの制限によりビジネスセキュリティエージェントから、Windows UI (モダンUI) スタイルのメールアプリを起動することができません。
  5. ドメインに追加されたエンドポイントのコンピュータ名は、ログオンスクリプトウィザードの画面に表示されません。
  6. Windows Server 2019プラットフォームで実行されているセキュリティエージェントでは、Windowsセキュリティセンターにセキュリティステータスを報告できません。これは、Windows Server 2019がWindowsセキュリティセンターサービスを提供していないためです。セキュリティエージェントがインストールされているWindows Server 2019でWindows Defenderが有効になっている場合は、パフォーマンスの問題が発生する可能性があります。セキュリティエージェントをインストールする前にWindows Defenderを無効にすることをお勧めします。
  7. エンドポイントにMicrosoft Visual C++ 2012再頒布可能パッケージがインストールされていないと、トレンドマイクロ迷惑メール対策ツールバーが機能しません。

    Microsoft Visual C++ 2012再頒布可能パッケージをエンドポイントにインストールしてください。

7.2.ビジネスセキュリティサーバ

  1. 次のビジネスセキュリティサーバおよびスキャンサーバの初期設定ポートは、ファイアウォールでブロックしたり、他のアプリケーションで使用しないようにしてください。
  2. ビジネスセキュリティサーバのインストール中にインターネット接続の問題が発生すると、インストーラは、問題を示すことなくアクティベーションコードの認証を続け、場合によってはフリーズすることがあります。インストール中は、安定したインターネット接続が必要になります。
  3. ビジネスセキュリティサーバのインストールまたはアップグレード中は、Setup.exeまたはTrustedInstaller.exeによってCPUリソースの使用率が最大50%まで上がることがあります。
  4. コンピュータ名にダブルバイト文字が含まれるエンドポイントにビジネスセキュリティサーバをインストールした場合、ビジネスセキュリティサーバのWebコンソールが開きません。またビジネスセキュリティエージェントと通信できません。

7.3.Webコンソール

  1. Webコンソールに適切にアクセスできるようにするため、信頼済みサイトのリストにWebコンソールを追加してください。Internet Explorerの初期設定では、イントラネットサイトには「中低」、信頼済みサイトのリストにあるサイトには「中」のセキュリティレベルがそれぞれ適用されます。
  2. リモートインストールを使用する場合は、Internet Explorerのセキュリティレベルを「中」以下へ設定することをお勧めします。セキュリティの設定をこれより高くすると、ビジネスセキュリティエージェントをインストールする際に、必要なActiveXコントロールがブロックされる可能性があります。
  3. Microsoft Edgeで、クリックしたリンクが新しいブラウザウィンドウで開かれると、証明書のエラーが発生して、タイムアウトのメッセージが表示されます。

    回避するには、サポートされる別のブラウザを使用してWebコンソールにアクセスするか、次のリンクから証明書の問題の解決方法に関する詳細を確認してください。

    http://tmqa.jp/biz_edge_certificate_error

7.4.Webレピュテーション/URLフィルタ

  1. ブラウザ脆弱性対策では、Internet Explorerバージョン9、10、および11をサポートしています。
  2. 安定していないネットワーク環境では、トレンドマイクロのWebレピュテーションサーバが、フィルタ処理をせずにWebサイトを通過させることがあります。

7.5.ファイアウォール

  1. ファイアウォールドライバをアンインストールすると、ビジネスセキュリティエージェントのネットワーク接続が一時的に切断される場合があります。Secure Shell (SSH)、ターミナルサービスクライアント、リモートデスクトップなどのアプリケーションには、この切断の影響を受けるものがあります。一時的に切断された場合、ファイアウォールを無効化し、アプリケーションを再起動してください。アプリケーションを再起動すると、アンインストール処理も完了します。
  2. ビジネスセキュリティエージェントのファイアウォールは、他のファイアウォールアプリケーションと競合する場合があります。他のファイアウォールアプリケーションをアンインストールするか無効にすることをお勧めします。
  3. VMwareクライアントでは、ビジネスセキュリティエージェントのファイアウォールによって、すべての受信パケットがブロックされることがあります。この問題を解決するには、クライアントのレジストリに次の値を追加します。
  4. Windows 8以降またはWindows Server 2012 以降でプロキシサーバを使用している環境では、ウイルスバスタービジネスセキュリティのファイアウォールのセキュリティレベルが [高] に設定されている場合、ファイアウォールの除外設定にプロキシサーバ名とポート番号を追加する必要があります。

7.6 Trend Micro Security (for Mac)

  1. Trend Micro Security (for Mac) は、Windows Server 2012または2012 R2のドメインコントローラ環境でのサーバインストールをサポートしません。これはMicrosoft製品の制限によるもので、ドメインコントローラ環境では、SQL Serverサービスをローカルサービスアカウントまたはネットワークサービスアカウントで実行できないためです。回避するには、以下をご確認ください。
  2. https://success.trendmicro.com/dcx/s/solution/1103989?language=ja

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8. お問い合わせ先


トレンドマイクロでは、ユーザ登録をされたお客さまにサポートサービスを提供しています。お問い合わせの際は、次のWebサイト上のお問い合わせフォームをご利用ください。
https://success.trendmicro.com/dcx/s/contactus?language=ja

お問い合わせの前に、ビジネスサクセスポータルのアカウント作成が必要です。アカウント作成時には製品のシリアル番号またはアクティベーションコードが必要になります。

また、トレンドマイクロでは、製品サポート情報をWeb上で公開しています。お問い合わせいただく前に、次のWebサイトをぜひご利用ください。

ビジネスサクセスポータル - テクニカルサポート
https://success.trendmicro.com/dcx/s/?language=ja

 

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9. 使用許諾契約書について


本製品の使用許諾契約の内容につきましては、製品インストールメディア内に格納されている使用許諾契約書をご確認ください。

格納されている使用許諾契約書と弊社Webサイトに掲載している使用許諾契約書に異なる定めがあった場合には、弊社Webサイトに掲載されている使用許諾契約書が優先されます。

また、CD-ROMなどのインストールメディアのない製品やサービスにつきましては、弊社Webサイトに掲載している契約書をご確認くださいますようお願いいたします。
https://www.go-tm.jp/eula-top

サードパーティ製品の使用許諾契約の内容につきましては、下記のディレクトリにあるライセンス情報をご確認ください。

[インストールディレクトリ]\PCCSRV\WFBS_10.5_3P_Licenses.doc

 

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◆最新版をご利用ください◆

インターネット世界におけるセキュリティの脅威は、日々目まぐるしく変化していま す。トレンドマイクロでは、これらの変化にいち早く対応するために、ウイルスやその 他の脅威の特徴が登録されたパターンファイルや、最新の検索技術が組み込まれた検索 エンジンなど、最新のコンポーネントを随時公開しています。
多くのトレンドマイクロ製品には、これらのコンポーネントを自動でアップデートする (組み込む) 機能があります。この機能を利用して、常に最新版のコンポーネントをお使いになることをお勧めします。

なお、サポート期間中は、最新版のコンポーネントに無料でアップデートできます。 ただし通信費については、お客さまのご負担となります。


■レジストリの編集について
レジストリの編集内容に問題があると、システムが正常に動作しなくなる場合があり ます。弊社ではレジストリの編集による如何なる問題に対しても補償いたしかねます。 レジストリの編集はお客さまの責任で行っていただくようお願いいたします。 なお、レジストリの編集前に必ずバックアップを作成することを推奨いたします。

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本ドキュメントに関する著作権は、トレンドマイクロ株式会社へ独占的に帰属します。 トレンドマイクロ株式会社が事前に承諾している場合を除き、形態および手段を問わず 本ドキュメントまたはその一部を複製することは禁じられています。本ドキュメントの 作成にあたっては細心の注意を払っていますが、本ドキュメントの記述に誤りや欠落が あってもトレンドマイクロ株式会社はいかなる責任も負わないものとします。本ドキュ メントおよびその記述内容は予告なしに変更されることがあります。

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本ドキュメントに記載されている各社の社名、製品名およびサービス名は、各社の商標または登録商標です。

 

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